アルブラス

写真:アルブラス

 アルミニウム製錬のアルブラスは、1981年に建設工事に着手し、所要資金約14億ドルを投じて、第一期および第二期工事がそれぞれ1986年、1991年に完了した。4つの電解ライン、960炉からなる年間生産能力45万トンの設備が稼働中で、2025年には1985年の操業開始から40周年を迎える。水力発電由来のアルブラス製品はGHG(温室効果ガス)排出値が低い「グリーンアルミ」として日本などに輸出されるほか、ブラジル国内市場にも供給されている。当社は本邦アルミ新地金輸入量の約2割に相当する22万トンのグリーンアルミ権益を有する。

 アルブラスは、品質管理、人材育成、環境保全、社会貢献等にも力を注いでおり、日本のデミング賞に相当する全国品質協会(PNQ)賞、財務諸表の透明性が優れた企業に与えられる財務管理会計協会(ANEFAC)賞などの受賞により、その経営が高く評価されている。また、ブラジルの有力経済誌による「ブラジル優良企業」「ブラジル企業産業分野別貢献度ランキング」「働きやすい会社」「人材管理が優れた会社」などにも繰り返し選出されている。

 アルブラスはISO 9001(品質管理)、ISO 14001(環境保全)、ISO 45001(労働安全衛生)の国際認証を有し、2018年以降、GHGプロトコルのゴールド認証を維持している。2021年にはアルミニウムのバリューチェーン全体の持続可能性向上の国際イニシアチブであるASI認証を取得。2023年には廃棄物埋立ゼロ(Zero Waste to Landifill)の認証を取得した。

社名

ALBRAS - Alumínio Brasileiro S.A.

アルブラス - アルミニオ・ブラジレイロ株式会社

事業内容 アルミニウム新地金の製造・販売および関連事業
本社/工場所在地 ブラジル連邦共和国パラ州バルカレーナ郡ムルクピ
設立 1978年9月1日
資本金 19.8億レアル
株主構成 Norsk Hydro(51%)、日本アマゾンアルミニウム株式会社(49%)
現有生産能力 アルミニウム地金45万トン/年
建設総所要資金 14億ドル
従業員 社員約1,300人、コントラクター社員約2,300人